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ChaNgE THe wORLd #7

ChaNgE THe wORLd 7話。

今回はようやくフェイトさん視点。
あの男の口調がイマイチ謎ですorz
短いです。

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ついにやってきてしまったその時。
私は、私の意志でこうなる事を望んだ。
なのに胸が痛くて仕方ない。
どうか…これ以上、私の前に現れないで。




『 ChaNgE THe wORLd 』 #7





「はぁ、…。」



自嘲の溜息とも疲労ともつかない
溜息を零して私は何も無い
宛がわれた部屋の
無機質なベッドへ横たわる。
昨日まで居た部屋とは打って変わって、
冷たくて、嫌気がする。

それに、あの時のなのはの顔、声―…
忘れたいのに、
脳裏に焼きついて離れない。
裏切られた絶望のような顔。
させたのは他でもない私なのにね…。

ふと、部屋の外に、
近づいてくる気配を感じて
ベッドから身を起こす。

「やぁ、フェイト。気分は如何かな?」

名前を呼ばれるだけで
身震いがする。
Dr.ジェイル・スカリエッティ…
そう、私はナンバーズの1人、
クアットロについて
彼らのアジトへと『帰還』したのだった。


「何か用ですか…?」
「つれないねぇ、折角僕の所へ
来てくれたというのに。」
「用が無いなら…」
「いやぁ、君にコレを。」

そう言って、薄ら笑いを浮かべて。
目の前に差し出されたのは小瓶。
中には錠剤が入っている。

「これは…?」
「一時的に魔力を増幅させる、
言わばドーピング剤だよ。」
「…何故、私に?」
「いくら君でも
あの機動六課を敵に回すのは
中々に苦労するだろうと思ってね。
ささやかな親心さ。」

決して信用してはならない相手だ。
だけど、どんな事があっても
私は、機動六課の人たちに
倒されるわけにはいかない。絶対に。

「…そう。」
「ただし、服用し過ぎると
副作用が起こるから、それだけは
気をつけてくれたまえよ?」
「副作用…?」
「そう、頭痛や嘔吐感。
君には出来れば傷一つ無い状態で
居て欲しいのでね…」

そう言って、嫌な微笑を携えたまま
部屋を去っていくスカリエッティに
最後まで隙を与えず、
部屋を去った後に、また一つ
溜息を零した。
手にした小瓶を見つめて。

私には、やらなければいけない事がある。
その為には…或いは、
機動六課を敵に回し管理局をも敵に回す。
最も、あの男の下に居るだけで、
既に敵に回しているのだが…
後悔はしない。もう決めたことだ。
自分の愛器に目をやれば一度の点滅。


「…付き合わせて、ごめんね。」

そう呟いて、

「ごめん、ね…。」


再度同じ言葉を呟く。
その謝罪は何に向けてのものなのか
自分にもよく分からなかった。

今頃、六課の皆は何をしているだろう?
彼女は…なのはは、どうしてるかな。
泣いて、いなければいいけど。
いや…違う。
例え泣いていたとしても、
決めたはずだ。私は全力で彼女を―…


そこまで考えて、
私はそれ以上考える事をやめた。
無駄だと悟ったから。

明日から、ジュエルシードを回収しに行く。
ジュエルシード12個。
はやてとなのはには全てバラバラだ、と
言ったけれど…本当は12個中10個はこちらの…
スカリエッティの手にある。
まずは残り2個の収集に全力で望むと決めた。
きっと、なのは達も向かってくるはず。


「眠れない、な…。」

溜息混じりに独りごちて、溜息。
それもそのはず、
スカリエッティの居るこの場所で
眠れるはずが無い。
ベッドに横になったまま私は
ここ数日の出来事を反芻する。


全てを変えた日の出来事。
堅く決意した事。
言い聞かせるように強く。




そう、2日間の短期任務から
帰航した時の事を。
ある人に会った時の事、
聞いた話、自分のするべき事を
今一度確かめるように。







そして私は、迷いを捨てるために、
全てを捨てた。

テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

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なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

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