FC2ブログ

短編SS(パロ)

パロSSです。
タイトルは、無いっ!ババーン!
ただ、つらつら書いたので。
高2フェイトさんと高1なのはさん。
意味もなく、ただもやもやさせてみた。

時空管理局様、
捕捉ありがとうございましたっm(_ _)m!

web拍手 by FC2








「ねぇ、フェイトちゃん。」
「んー?」

私の部屋に来ているなのは。
1つ年下のなのはは、この度私と
同じ高校に入学した。

「制服似合う?」

私は机の上に広げている課題から
目をなのはへと向ける。

「…うん、似合ってる。」
「もう!もっとちゃんと見てっ!」
「見てるよ。似合ってるって。」

私は、クスッと笑って
子供をあやすような言い方。
なのはとは小さい頃から
一緒に遊んだりしていて、
家が近所という事もあってしょっちゅう一緒だ。
私の親が海外赴任して、
私が1人で暮らすようになってから
なのははますます家に来るようになった。

『フェイトちゃんが寂しくないように』

なんてことを言いながら。
でも、正直…複雑なんだよね。
だって私は、なのはに恋しているから。
だから、私と2人きりの部屋で
そんな風に無防備に寝転がったり
さっきみたいに制服が似合うか、とか
聞かれても、目のやり場に困るというか…。

昨日初めてなのはの制服姿を見た。
凄く、可愛くてドキドキして…。
それから入学式の途中で
壇上からなのはの姿を見つけて、
目が合うと嬉しそうに微笑むから―…
どんどん私は欲張りになってしまう。
その後、新入生代表の挨拶をするなのはに
目を奪われてしまったのは言うまでもない。

そんな入学式の様子を思い浮かべながら
チラリと時計に目をやる。

「…なのは。そろそろ時間、遅いよ?」
「んーっ、明日お休みだから今日は泊まってもいいでしょ?」
「…課題がたくさんあるんだよね。」

なんて、みえみえの嘘。
入学式の翌日から
そんなに課題が出るはずが無い。
それでも、本当は一緒に居たいのに
一緒にいるのが辛い気がして嘘をつく。

「フェイトちゃんが課題してても側にいれればいいのっ!」

でも、そんな事お構い無しに
なのはは無邪気にそんな事を言うから
私は断る事も出来ず、ただ溜息。

「…はぁ。仕方ないなぁ。桃子さんにちゃんと連絡してね?」
「はぁ~い♪」

そうして、また机に向かう。
なのははというと、
私のベッドで雑誌なんかを広げていて
よくよく見てみれば占いなんて読んだりして
その事に、思わずクスっと微笑んでしまった。

「ん?なに笑ってるの?」

私が声に出してしまった所為か、
なのはが雑誌から顔を上げた。

「いや、なのはが占いなんて意外だなって。」
「むー。私だって女の子だよ?」
「女の子=占い好きって定義は納得しないなぁ。」

現に、私も一応女だけど、
占いなんてこれっぽっちもやった事ないし
信じたことも無いんだから。

「それで?何、見てたの?」

なのはを諌めながら、
私はベッドの端に腰掛ける。

と、なのははちょっとだけ
恥ずかしそうに目を泳がせて、
それからポソッと呟いた。

「…恋愛運、とか?」

ツキン、と胸に破片が刺さる。
なのはだって高校生になれば、
恋だってする。
いつまでも一緒だった幼馴染の
なのはではなくなってしまう、なんて
そんな事分かっていたのに
私は気付かない振りをしていたんだ。
でも、決して表情に出してはいけないから、
私は隠した掌を握って、微笑んだ。

「へぇ、なのは好きな人とか居ちゃったりするの?」
「ふぇっ?///…秘密だよっ!」

明らかな動揺。
顔が真っ赤だよ、なのは…。
その表情が可愛くていつもなら
私も微笑んでしまうんだけど…
今日は上手く笑えないみたいだ。

「そっか、…それは残念。」
「…ふぇ、フェイトちゃんは?」

残念、と言ってベッドから立ち上がった
私の袖を掴んで慌てて聞く
なのはに驚いて振り向く。

「え?…私?」

聞けば、なのははこくりと頷く。
思いもよらない質問だ。
私の好きな人は今、目の前に居るよ。
なんて言えればいいけど…どうしたものかな。

「…どうだろうね?ふふ。」

結局はぐらかして答えてしまった。
途端になのはは頬を膨らます。
参ったなぁ、お気に召さない答えだったみたい。

「ふぇー?ちゃんと答えてよぉ!」
「…なのはが答えたらね?」
「ぅあっ…!ズルい!///」

やめて…。

そんな無邪気に楽しそうに…
きっと、なのはにとっては
私は近所のお姉ちゃんみたいな
感じなんだろうね。




そうして、ずっと側に居た大好きな子が
いつか私から離れてしまう事に
怯えながら過ごす日々を過ごしていた。
でも、決定的にその恐れていた日が近づいてくる。


その次の週の、月曜日だった。
放課後、クラスの男子生徒の
会話を偶然にも聞いてしまったから。

「そういえば、今年の新入生
代表挨拶の子、可愛かったな~。」

なのはの、事?
あぁ…なのはは可愛いから、
やっぱり魅了される人はたくさん居るんだね。
分かっているけど、嫌だ。
なのはの事を、そんな風に
見ている人が居るなんて事でさえ。

「お前アタックしてみろよ。」
「あー…無理無理。
だってあの子彼氏持ちだろ?」

バサ、と思わず手に
持っていた資料を落としてしまった。
嘘だ、と口にしそうになって
慌てて口を押さえたから。

「おわ、フェイトちゃん何してんねん!」
「ぁ。はやて…ごめん。」
「ええよ、これ生徒会のやつやろ?会長は大変やね~。」
「そういう副会長は、手伝ってくれないの?」

はやては、生徒副会長。
生徒会長である私の手伝いをしてくれる。
それ以前に、私の親友だ。

「もちろんやるよ~。ただ…
うちの3年は何で生徒会やらんねん。」
「仕方ないよ。学校の方針だし。
3年生は受験に集中!ってね…。」
「うぁ~嫌な方針やわ。」

そう言って、床に落ちた資料を
一緒に拾ってくれるはやて。
悪態は吐くけど、本当にいい友人だ。

「で?」
「うん…?」

資料をまとめて拾い上げて
生徒会室へと運んできた私とはやて。
生徒会室でコーヒーを入れて、
こっそりと飲むのが私とはやての日課だった。

「さっきの真っ青な顔は何事なん?」
「…目ざといね、はやて。」
「親友やからね♪」
「はぁ~…駄目だな、私。」

覗き込んだカップの中の
ブラックコーヒーに写る自分の顔は
歪んでいて良く見えなかった。

「なんや、辛気臭いなぁ~。」
「うん。失恋したみたい…彼氏いたなんて…。」

知らなかったな、と呟く私。

「あー…失恋なんて、そんなん誰でも通る道やよ。」
「でも、ずっと好きだったんだよ?」
「…知っとるよ。何年親友やと思ってん?」
「それもそうだね…。」

はやてとは10年来の親友だ。
それに、ずっとこの気持ちを
知っていてくれた唯一の友達。

「だから、早う告白せぇ言ったやろ。」
「…言ったら変わった?」
「ぁー…なのはちゃん、何にも言ってなかったん?」
「うん。…この間、恋愛運見てたけど…。」
「そ…っか。」

そう言って、はやては
カップを机において立ち上がった。
私は、ただその様子を目で追う。


「そりゃっ!」
「ぅあッ?は、はやてぇ?」

急に後ろから抱きついたと思ったら、
髪の毛をワシャワシャし始めたはやてに
思わず悲鳴に近い声が出てしまった。

「なぁ、フェイトちゃん。
まだ諦めたら早いんちゃうかな?」
「…ぇ?」
「気持ち伝えて、駄目になって、
初めて失恋になるんやよ?」

はやての声は、さっきまでの
冗談半分の声じゃなくて、優しい声だった。

「でも…彼氏が居たんじゃ―…」

答えは明白過ぎる。
そう言おうとして、飲み込んだ。

「阿呆!そんなん弱虫の失恋もどきやわ!」
「なに、それ…?」
「つまり、伝えるだけでも伝えたらええねん!」
「だから!そんなの、無理…だよ。」
「何でや?」
「だから、付き合ってる人がいるのに!」
「そんなん知らん!ただの噂かもしれんやろ!」
「でも!」

今日のはやてはやけに噛み付く。
親友として言ってるんだろうけど…
普段なら、こんな事言わないのに。

「でも、やなーい!そんな
本当かどうか怪しい話なんて信じて、
自分の気持ち諦めんなや。」
「はやて…。」
「今は慰めてやらん。
本当に玉砕したら、
その時はコーヒーでも奢ったるよ♪」

そう言って、抱きつく腕を緩めた。
その時に扉の外に立っている
人と、扉の窓越しに視線が絡んだ。



「なの、は…?」



扉の外に立っていたのは、
なのはで、どうしてか知らないけど
悲しそうな顔をしていた。

「あっ!なのはッ?」

そのまま、急に
走り出してしまったなのはを、
ただ、立ち尽くして見ていた。
それから、追いかける為に
走り出したのはしばらくしてからだった。







◇◇◇






「―以上、生徒会代表
フェイト・T・ハラオウン。」


小さい頃から大好きで、ずっと
一緒に居た1つ年上のフェイトちゃん。
今年、ようやく同じ高校に入学できて
本当に嬉しかった。
でも、学校で見たフェイトちゃんは
ずっと遠いところに居るような、
そんな感じがして少し寂しかった。

「生徒会長、素敵な人ね~。」
「ファンクラブ入ろうかなっ!」

…クラスの中で
聞こえてくるそんな会話。
ファンクラブなんてあったんだ…。
知らなかったな。
何だか、私の知らない事って
たくさんあるんだ…。

私はこの前フェイトちゃんの家に
泊まりに行った時の事を思い出す。
占いのページで私とフェイトちゃんの
相性をこっそり占っていた時だ。


『…どうだろうね?ふふ。』


あんなふうに誤魔化されると
分かってしまう。
フェイトちゃんには、
誰か好きな人が居るんだ…。

ツキン、と胸が痛くなって
制服のリボンを握り締めた。
今日フェイトちゃんは
生徒会の仕事があるって行ってたっけ…。
会いに行っても、大丈夫だよね?
今はまだ…側に居ても、いいよね。

コツコツと廊下を歩いて、
生徒会室を目指して歩く。
まだ入学して間もない私は
何回か道を間違えて、
ようやく生徒会室の表札を見つけた。

フェイトちゃん居るかな?

こっそりと扉の窓から、中を覗いてみた。
そこ居たのは、フェイトちゃんと
フェイトちゃんのお友達のはやてちゃん。
だけど…その2人はどう見ても…

抱き合っていた。
否、はやてちゃんが
フェイトちゃんに抱きついていて
何かを話してる。

え…?なん、で…?

すぐにでも、ここを逃げ出したいのに
目が離せない。足が張り付いて
動けない。逃げられない…

ふと、フェイトちゃんがこっちを向いた。
フェイトちゃんと目が合った瞬間、
さっきまで動けなかったことが
嘘のように、急に金縛りが解けて
夢中でそこから走り去る。



「…ッはぁ…、はぁ…。」

どのくらい走って来たか
よく分からないけど…息が苦しくて、
肺が一杯になるくらい呼吸を繰り返した。

「フェイトちゃんが、はやてちゃんと…?」

そんなの、嫌。
こんなことなら、もっと早く
好きって伝えれば良かった…。

「付き合って、るのかな…。」

誰に聞くでもないけど
声にしたくも無いけど、
泣かないように、空を見上げて声にする。
空は夕焼けでオレンジ色だった。


「…付き合ってないよ。」

その声に、思わず息が止まる。
その人の声を間違うはずが無いから…

「な、なんで此処に?」
「何でって…なのはが急に走っていくから。」
「ふぇ?それだけで?」
「…それに、何か誤解してたみたいだし。」

ふぅ、と息を吐くフェイトちゃんに、
思わず肩が震える。
さっきの言葉、聞かれてたのかな?

「ねぇ、なのは。」

私が何も言わないでいると、
フェイトちゃんが急に、口を開いた。
しかも何か、怒ってるような気がする…。

「な、なにっ?」

でも、その後のフェイトちゃんの言葉に
思わず唖然としてしまった。

「なのはの彼氏って、どんな人?」
「…私の、なに?」

聞き間違いだと良いんだけど。

「だから、いつから付き合ってるの?」
「つ、付き合ってないよ!誰とも!」
「………ぇ?」
「フェイトちゃんってば何の話してるの!?」
「あれ?…やっぱりデマ、だったのかな…。」

首を傾げて、頬を掻く仕草。
それは、フェイトちゃんが嬉しい時にする仕草。

「う、嘘だよそんな話!」
「…そっか、それなら―…。」

風に乗って、小さな声で
『良かった』と呟いた気がした。
胸がトクンと跳ねる。
どうしよう、今なら言える気がする…
もしかしたら…フェイトちゃんも…?

「ふぇ、フェイトちゃん!」
「…何?なのは。」
「あのね!聞いて欲し」
「あ、待ってストップ。」

意気込んで、言おうとしたことは
あっさりとフェイトちゃんに止められてしまった。
この勢いなら言えそうだと思ったのに!
フェイトちゃんのばかっ!

「私も、言いたいことがあるんだ。」
「なに…?私の話、大事な話だったんだけど…。」

ややぶっきら棒に言う私に
苦笑するフェイトちゃん。

「私の話も大事だよ。」
「じゃあ、お先にどうぞ。」

もう、これで完全に
タイミングを逃してしまった。
さっきの流れなら、さらっと言えたのに。

「うん。あのね…なのは。」

風邪に髪が靡く。
その金色の髪が綺麗だな…と
見とれていて、ふと視線が絡む。

「私、なのはが好きだよ。」

そう言って、細めるのは赤い瞳。
…綺麗。魅入られそうな程…。
哀しくなるほど、綺麗で…

「ず、るい…。
私の方が先に言おうと思ったのに!」
「じゃあ、なのはからもどうぞ?」
「っ、私の方がずっと好きだもん!」
「私の方が好きだよ。」
「じゃあ、私の方が先に好きになったもん!」
「私の方が1歳上だから、1年先に好きになったよ。」
「屁理屈っ!」
「…ふふ、それで…?付き合ってくれるの?」
「~~~ッ、仕方ないから付き合ってあげる。」

そう言うと、フェイトちゃんはクスクスと笑い出す。
私も、つられて笑いだす。

「でも、どうして私が付き合ってるなんて…?」
「あー。それが謎なんだよね…。」
「誰が言ってたの?」
「クラスの男子が。はぁー…なのは、モテるからなぁ…」

そう言って、肩を落として溜息を吐くフェイトちゃん。
それはこっちの台詞なの!

「フェイトちゃんだってファンクラブまであるくせに…。」
「ふぁ、?なにそれ!?」
「…知らなかったの?」

手を繋いで、生徒会室まで
フェイトちゃんの荷物を取りに戻る途中、



「遅かったなぁ~!ま、上手くいったみたいで何よりや。」

帰る準備をしたはやてちゃんに会った。
はやてちゃんは満足そうに微笑んでいて…

「うん、結局ははやての言う通りだったよ。」
「ほぇ?」
「噂なんかに左右されちゃ駄目だよね…。」
「あー、せやなぁ。」
「でも私のそんな噂、どこで流れたのかな…?」
「あ~…すまん、実は―…」


犯人は目の前に居たのでした。
私に好意を寄せていた男子の先輩に
『あの子は彼氏持ちやから諦めぇ』と軽く
言ったところ、瞬く間に広がった、とか。


「はやて~…!」
「か、堪忍やっ!だってフェイトちゃんの想い人に
そう簡単に悪い虫がついたらアカンと思って!」
「だからって…まぁ、だから
あの時やたら説得してたのか…。」
「…堪忍。」

にゃはは…はやてちゃんなりに、
フェイトちゃんのことを
考えてしてくれた事なんだろうね。

「まぁいいじゃない。フェイトちゃん。」
「なのは…?」
「お陰で、フェイトちゃんと上手くいったし、ね?」

そう言って、握っていた手をもっと強く握る。

「まぁ、2人とも仲良うなぁー♪」

はやてちゃんは
やっぱり満足そうに微笑んで
手をひらひらさせて、その場を去っていった。


「ね、フェイトちゃん♪」
「ん?」
「今日遊びに行っても良い?」
「…良いけど、私が我慢できなくなりそう。」
「ふぇ?!」
「あ、嘘…。冗談!」
「…フェイトちゃん、いつも私の事そんな
いやらしい目で見てたの?」
「いつもじゃないよ!」
「…たまに、って事?」
「…。(目を逸らす)」
「フェイトちゃんのえっち!」
「な、///……だって、なのはの事が
好きなんだから仕方ないじゃないか!」
「…っ、ぁぅ…///」





フェイトちゃんってば、
大声でそんな事言われると、
ちょっと恥ずかしいよ。

それから、学校での噂は
生徒会長と新入生代表カップルの
話題で持ちきりになるのでした。


ちなみにこの噂の情報源も
生徒副会長だったとか何とか。







終。




ぐだぐだですいませんorz

テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

コメント

非公開コメント

プロフィール

92

Author:92
なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2拍手記事別ランキング
FC2拍手記事別ランキング
FC2拍手記事別ランキング
twitter
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR