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この出逢いに感謝を込めて 6

あと3話では終われません(笑
5話以内にケリをつけます…orz
いやぁー。このSS…
意味分かんなくなってきた(^p^;)

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これって、夢だよね?
たまにあると思う。
夢を見ている自分を認識することが。


だから、これって夢だよね?
などと思いながら、その場に居る、
或いはその場でその夢の中の
行動を取っている誰かとシンクロしていた。
もしかしたら、夢に登場しているのは私?

そう思うと合致した。
夢だと理解しながら…どうやら、
夢の中の私は暗闇を歩いているみたい。

雨の中、身を隠しながら歩いている私は
何かを探しているみたいだった。
…何を?どうしてそんなに急ぐの?
手には、鈍い色に光る…刃が見えた。
赤と雨とに濡れた光。

…嫌だ、何か怖い。
何かの映画に影響されてるのかな?
そこを歩く『私』は途中で、女の人に会った。

あ!あの時の人だ…。

前に、一度だけ会った事がある。
雨の中―…私の手をそっと握った人。
翡翠色の髪の、女性。

その人は『私』に向かって何か言っている。
でも、この世界には音が無かった。
夢とはそんなものだけど…。
もしかして、と考える私。

これは、私の―…記憶?

ふと見上げた先に、
もう1人女の子が立っていた。
丸い眼鏡を掛けて、何か嫌な微笑み。

そこに居る私達は何か会話をしている。
でも、会話はすぐに終わった。
その女の子が出したのは、
鋸みたいな大きなナイフ。
鉄の塊みたいな大きさだけど…。


「危ないッ―…!」

私は、その翡翠色の髪の
女の人の前に飛び出した。

―その瞬間に跳ね起きる。

ほんの一瞬の夢?
だけど物凄く現実的で、長い夢だった。
夢。だといいな…。
額には薄っすら汗が滲んで、
あー、もう…寝る前に変な話するからだよ…
ようやく現実的な思考が働き始める。
記憶、なんて。そんなはずが無い。
ふふ、こんな話なのはにしたら
また笑われちゃうよね。
ベッドを見下ろすと、私の腕の枕を
首の下から抜かれても
全然起きる気配の無い、なのは。

「…ある意味、凄いかも。」

くす、っと声に出しても
なのははピクリとも反応しないで
心地良さそうに寝息を立てている。
時間は…?今何時だろ?

『AM4:27』…早朝すぎる。
うーん、折角だから
気合の入った朝食でも作るべきだろうか?
もう一度眠ろうか…?

外を見れば、雨。
ここ最近雨が多い気がする。
迷いに迷った挙句、
こんな雨の日は、二度寝に限る。
そう思って温かい布団に体を戻す。
そして、どうせ見るならなのはの夢を、と
自分にお願いしてから
もう一度眠りに就いたのだった。






◇◇◇





今日も雨かぁ。
最近、雨降り過ぎじゃない?
相も変わらずバイトが休みな私は、
近所のスーパーへ買い物。
昨日、なのはが肉じゃがが食べたい
って言ってたから今日のメニューは肉じゃが。

そういえば、なのはは
そろそろ大学が終わった頃だろうか?
こういう時、携帯電話の必要性を感じるんだよね。
だって、不便だもの…。
今日、なのはに言ってみようかな。
私もそれなりにお金を貯金出来てるし。


「あの…すいません、」

独り言をブツブツ言いながら
顎に手を当てて真剣に考える私。
その後ろから多分私を呼んでいる声がした。

「はい…?」

その人は、私の知っている人。
夢で見た、その人だった。
屋根にたっていて夢の中では
鋸まがいの刃物を持っていた、女の人。

「…フェイトお嬢様ったら
本当に忘れちゃったんですねぇ。
私の事も忘れちゃうなんて、残念。」

甘ったるい口調のその人は
微笑んでいて、私の顔を見てから
手に提げていた買い物袋をチラリと見る。

「はぁ~…フェイトお嬢様ったら。
そんな物持って、何してるんですか?」

その瞬間、薄気味悪いほど
不快な表情で愉しそうに笑った。

「あの…誰ですか?」

心臓の鼓動が速まった。
私の体が言っている、この人は
『危険だ』って。

「一緒に帰りましょう?フェイトお嬢様?」

逆らってはいけない威圧感。

「えっと…私、これから用事があるので…」

失礼します。と言う言葉は
鋭い痛みで遮られた。

「あぅッ…ッぁ!?」

一瞬で、腕に走った痛み。
見れば雨に混じった血が流れている。

「あら、軽く掠めただけですよ?
そんなのでこんなに声を上げちゃうなんて。」

以前のお嬢様ならなかったのに。
と少々残念そうな、だけど愉しそうな声。
この人は、記憶を失う前の知り合い。
だとしたら、あの時見た夢は
私の記憶だったんだね…。

「ッ、…警察を呼びますよ?」

多分意味が無い言葉だ。
警察なんて呼ぶ手段が無いし…。
ていうかこの人が
警察を恐れるのかが疑問だ。
案の定その人は、声を上げて笑った。

「フェイトお嬢様?
警察は私達の敵ですよ?…兎に角、
一緒に帰って頂けないのなら…。
ここで引きずってでも帰りますね?」

絶対に、お断りだよ。
何より殺されてしまいそうな雰囲気だし。
私は持っていた買い物袋をその人に
投げつけて、瞬間的に地面を蹴りだす。
傘なんて差してられなくて、
なのはと色違いで買った傘を手放して。
…私は、なのはのところに帰るんだ。

ただ我武者羅に走って、
入り組んだ路地に入り込む。
まるで、いつかの夢みたいだなぁ…

「はぁ、はぁ…ッ、…」

ここまで来れば平気かな?
久しぶりに全力疾走した気がする。
ふーッ、と溜息を吐こうとして
背中が冷たくなる感じがした。

「もう追いかけっこは終わりですか~?」

これはまた随分愉しそうな声。
結構な速度で走ったと思うんだけど…
身構えて振り向いた時には
頬を掠めた鋭い痛み。
どうやら瞬間的に避けることが出来た。
…顔への直撃をね。
だけど、次は無い…?

「い、一体何なんですか?
本当に警察呼びますよ?!」
「…はぁ、フェイトお嬢様にはがっかりです。」

そう言って、夢の中で見た
鋸みたいな刃物をこっちに向けるその人。
私も、慌ててその辺に転がってる
鉄のパイプみたいな奴を握り締めた。

「あら、やる気はあるんですね?
ンフ…安心しました。」

そう言うや否や、その人が地面を蹴る。
私も動く。でもこれは大学でなのはを
助けた時と同じように
体が勝手に反応したんだと思う。

キィン、と音を立てて
彼女の刃と私の鉄パイプが火花を散らす。
あぁ、手が痺れるッ!
でも目を離したら、多分死んじゃう。
兎に角必死で、刃物を弾く。
肩で息をして、でも鉄パイプだけは
どんなに手が痛くても放さない。

「はぁ、はぁ…」

肩で息をしながら鉄パイプを構える私。
そんな私を見て、その人は微笑んだ。
満足そうな顔…?

「さすが、フェイトお嬢様ですね。」

ふ、っと彼女の体から力が抜けたのを見て
思わず私も肩の力を抜いてしまった。
でも、それも彼女の作戦のうちだったんだ。

「うぁ、あッ…!」

肩に刃物を食い込ませて。
だけど、彼女はわざと中途半端に
肩を切った。
弱いものを甚振るようなそんな感じ。

「フェイトお嬢様?いつ如何なる時も、
油断はいけませんよ~?」

もう、これ以上は動けない。
目の前にせまる彼女は、
その気になれば今すぐにでも
私を殺すことが出来ると思う…。

手に握っていた鉄パイプを
地面に落したその時、
ようやく誰かが助けてくれた。


「クアットロ。動かないで。」

その人に会うのは2回目だ。
夢を入れたら3回目かな?
翡翠色の髪の、優しそうな人。
良かった、どうやら助かったんだよね…?
その翡翠の髪をした女性は
拳銃のような物を眼鏡の女に突きつけていた。

「相変わらず、邪魔ですね。
ハラオウン捜査官。やっぱりあの時に
片付けておけば良かった…」

抵抗するかと思ったその女の人は
あっさりと手に持っていた刃物を
地面へと捨てる。
体中のあちこちが痛い。
じくじく、じわじわと広がる痛みに
気を失いそうになりながらも
私はその場にしゃがみこんだ。

そうしてその眼鏡の女は
黒い髪の若い男の人に
連れて行かれて、なのにその寸前私に
微笑んで、私はその微笑が凄く嫌だった。
でも、生きてて良かった…。


「大丈夫?」

と、安堵の溜息も束の間で
翡翠色の髪の女性が
側へと駆け寄ってくる。

「…た、助かりました…。」

へたへたと、力なく項垂れる
私を見てその人は、少し微笑む。
私はこの人に聞かなきゃいけない事が
たくさんある。そうだよね?

「まずは手当てしましょう?」

そう言って、手を差し出すこの人。
あれ…?…その瞬間に
同じような光景が浮かんだ。
以前にも、この人はこうして、
手を差し出してくれたことがあるよね?
着ている服は違うけど、同じだ。

そうして、私は差し出された手を掴んで
ひとまずは手当ての為に
その人について行くことにしたんだ。
途中、なのはの事を思い出して
慌てて家に帰ろうとしたんだけど
血だらけで帰ったら
かえって不味いでしょ、と言われ
仕方なく手当てを先決させる事にした。
手当ての為に乗り込んだ車は
意外と広かった。




「私について知ってる事、
全部教えてください。お願いします。」


そして、この人は知っているはず。
私の過去を。
そう思って、決意した私は
自分の過去を聞きだす事にした。
どんな過去でも、構わないから。








テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

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なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

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