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この出逢いに感謝を込めて 9

短めな上に展開が速い。
すまぬ(´・ω・`)

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「………。」

食後のお茶の最中、
フェイトちゃんが過去の事を話し始めて…
『これで全部だよ』と少し悲しそうに微笑んだ。

それから、私は暫し無言だった。
別に、フェイトちゃんの過去がどうとかじゃなくて、
あまりにも悲しすぎて、何を言えばいいか
分からなくなっちゃったの。


「…ごめんね。」

だけど、無言が逆に
フェイトちゃんには辛かったみたいで、
ポツリと呟いた。

「ぇ?」
「こんな事、急に言われても困るよね…。
恋人が、実は犯罪―…」

「違うのっ!」

もう、やっぱり…。
無言だった私も悪いけど…
私はそんな風になんて思ってないよ!

「なの…は?」

言葉にならなくて、
ただフェイトちゃんを抱きしめる。
抱きつく、の方が正しいかな?

「言っておくけど、
私は、フェイトちゃんが大好き!
それは今までも、これからも変わらないよっ!」
「でも―…」

少しだけ、フェイトちゃんの声が震えてる。
けど、私は更に続ける。

「フェイトちゃんの過去が凄く悲しくて…
何も言えなかったの。ごめんね…。」

恐る恐る、フェイトちゃんの手が
私の背中に伸びる。
その事に少し安心して、
フェイトちゃんの顔を見る。

「何度も言うけど、
フェイトちゃんの過去もひっくるめて
全部、フェイトちゃんの事愛してあげる…」


だから、話してくれてありがとう。
心から、思ってる事。

悲しい過去を背負ってたんだね。
でも、これからは私が居るから。
誰よりも、愛してあげる。
だから、悲しい顔しないで…


「なのは…君に出逢えて、良かった。」

フェイトちゃんは、赤い綺麗な瞳から
これ以上無いくらい綺麗な涙を流す。
やっぱり、フェイトちゃんは純粋な人だったね。

「にゃは、フェイトちゃんの泣き虫。」
「…うん、泣き虫で良いよ…。」

どうしてか分からないけど…
私も、涙が頬を伝った気がして
頬に触れると、やっぱり濡れていた。

「…フェイトちゃんのが伝染っちゃった。」

そういうと、フェイトちゃんが優しく微笑んだ。
純粋で優しいこの人が心から愛おしい。
…そんな風に想えるって凄い事だよね?


それから、優しい口付けが降ってきて。
そして、初めてフェイトちゃんと結ばれたのでした。








「それでね…なのは。」
「なぁに?」

布団の中で、抱き合うように身を寄せ合って
触れる素肌が心地よかった。
そんな中、フェイトちゃんが
思い出したように言う。

「母さんの逮捕に、協力する事にしたよ。」
「………ふぇ、フェイトちゃん…?」

辛くないの?

と、聞いたらフェイトちゃんは
優しく、微笑んで額にキスを落す。

「平気だよ。なのはが居るから。
それに、私が…母さんを、止めてあげたい。」
「―…危険な事、しないでよ?」

テロリストのお母さんの、アジト…
すっごく危険なんじゃないのかな?
フェイトちゃんが決めた事でも
あんまり危険な目には合って欲しくないよ…

「大丈夫。…大丈夫だよ。」

フェイトちゃんの瞳は揺るがない。
優しい瞳の奥に強さを秘めて…

「やっぱり私もついていく!」
「だ、ダメだよっ!」
「いや。決めたのっ!」
「だっ、ダメだったらっ!」

暫く押し問答を続けて、
勝利したのは勿論、私なの。

「―…絶対、待ってるだけだよ?」
「うん♪」
「…リンディさんがダメって言ったらダメだよ?」
「……。」
「なのは?」
「う~…分かった。」

絶対にそんな事言わせないもんっ。


こうして、約束を交わして
そしてその日はすぐにやって来たのでした。






◇◇◇





リンディさんに涙のお願いをして…
と言うか、フェイトちゃんが大切だから!
の一言ですんなり受け入れて貰たんだけどね。
(フェイトちゃんは溜息吐いてたっけ。)
それで、私は捜査官の人たちが待機している場所に。
なんか、私だけ凄く場違いかも…?
みんな、物々しいしね…。


「なのは。」

突入の最終打ち合わせを終えた
フェイトちゃんが、私の方へやってくる。
たぶん、突入前ではもう話せないよね…?
何だか、凄く不安なの。

「フェイトちゃん…」

フェイトちゃんは
黒いパンツに、黒いジャケット。
映画のスパイとかが着てそうな服。
それから、イヤホンマイクっていうのを付けてた。
これもよく映画でつけてるよね…。
不謹慎だけど、格好良いとか思ってしまった。

「行って来るね。」
「絶っ対に帰ってきてねっ!」
「うん。」
「来なかったら私が迎えに行っちゃうからね!」
「…本当に来そうで恐いな…。」
「行くよ?」

当たり前じゃない。
そういうと、フェイトちゃんの顔が引きつった。

「絶対、帰ってくるよ。」

約束、と軽いキス。…人前でするのは
少し恥ずかしいよ、フェイトちゃん。




そして、フェイトちゃんは、
その場を後にして、突入の準備。
…どうか無事に帰ってきてくれますように。
ていうか、無事に帰ってこなかったら
許さないよ、フェイトちゃん…。











テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

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なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

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