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ChaNgE THe wORLd #18

話すっ飛びすぎててすいませんorz
もうすぐ話は核心に。

18話
続きは帰ってきてからっ!

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『 ChaNgE THe wORLd 』#18





フェイトちゃんが脱走してから、
何の手がかりもつかめずに
あっという間に1ヶ月が過ぎてしまった。



作戦当日。

私はふらふらと窓の外、空へと視線を向けていた。
式典が始まるまで、もう少し時間があるから。



「高町一等空尉、少しいいかな?」
「…はい。」

背後から名を呼ばれて振り向くと
クルース中将の姿があった。

「今日の式典の作戦だが、準備は大丈夫かな?」
「―…はい。お任せ下さい。」

「そうかい。では、頼んだよ…」


それだけ言い残すと、
足早に別の場所へと去っていく中将。

今日。

騎士カリムの予言にあった日。
この式典が襲撃される可能性は高い。
そして、何者かが侵入する可能性が
最も高い場所を私が見張る事に。

もちろんデバイスが持ち込めないから
これは本当に囮の作戦。

クルース中尉の部隊がすぐに来てくれる。
だから大丈夫。

もし、そこに来たのが
フェイトちゃんだったら
絶対にそこで止めてみせる。


「―…フェイトちゃん…」

来る人が、フェイトちゃんでは無い事を祈る。
だけど、フェイトちゃんに来て欲しい。



会いたい。


「なのはちゃんッ!」
「ぁ、はやてちゃん…。いよいよだね。」
「デバイス、ほんまに預かっててええの?」
「うん、はやてちゃんに持ってて欲しい。」

レイジングハートをしっかりと手渡して。
まもなく始まる式典。


「大丈夫だから、持ち場に行かなきゃっ。」

始終心配そうな表情の
はやてちゃんを笑顔で見送って、
私は指示されたポイントに向かう。





デバイスが無い私は、ほとんど丸腰状態。
緊張と、不安で手に汗が滲む。

いつだって、全力全開でやって来た。
今日だって絶対に守ってみせる。
機動六課の皆も、フェイトちゃんも。
また皆で笑って帰るんだ―…。


絶対に。






そうして、指示された場所…
屋上のような屋外の場所でその時を待つ。
既に式典は始まってるはず。
このまま何も無いのが一番良いけど…。




フェイトちゃん。
フェイトちゃん―…。

フェイトちゃんが六課を去ってからもう2ヶ月。
また、前みたいに名前を呼んで―…


『なのは』


彼女の声を思い出しただけで切なくて、
恋しくて悲しくなる。

今は仕事に専念しなきゃいけないのに…

「いけないいけないッ。」

首をぶんぶん振って
頬をパチン、と叩いた。

しっかりしなきゃ。
私は管理局のエースオブエースなんだから。
そう言い聞かせて深呼吸していると、



「任務に集中して貰わないと困るなぁ。」
「ふぇっ!?」


誰も居ないはずのその場所。
なのに急に声を掛けられてビックリした。
そこには、クルース中尉が居たから。


「えっと、任務に変更でもあったんですか?」

本来ならここには居ないはずの
中将の姿に少しだけ焦る。
中将のその表情にはまた、
いつもの嫌な薄い微笑み。
そして、口を開く。

「作戦に変更は無いさ。」
「では、どうして此処に…?」

何を考えてるか良く分からない人。
ってゆうか少し恐い…。

「この任務は失敗で終わるよ。」
「え?」

スラリと、銀色に光る刃。
中将の手にあるのは、ナイフだった。

「すまないが、君は少し邪魔なんだよね。」

薄い笑みを浮かべたまま、
だけど目だけは笑っていないその人。


「…ッ!」

瞬間に理解した。
この人が、諸悪の根源。
フェイトちゃんがとった態度。
今のこの現状が、全て物語っていたから。

どうして気が付かなかったの?

『局に裏切り者が居る』

それがこの人だって、
どうして少しも疑わなかったんだろう。

「あなたが…?」

咄嗟に身構えるけど
肝心なデバイスは無いし
素手では明らかに不利…。

「そうさ。私は、管理局を作り変える。」

恍惚とした表情で
まるで自分が
神か何かだとでも言うような物言い。

「じゃあ、フェイトちゃんは…?ミゼット様も、貴方が?」

この人がその『裏切り者』だと言うのなら
フェイトちゃんは一体…?

「あぁ、ミゼット様はね…少し邪魔だったんだ僕の計画に。」

私と対峙しているのに、余裕の表情。
デバイスが無い私は何も出来ないから…
せめて時間を稼ぐしかない…。

「それに、フェイト執務官には驚いたよ。」
「フェイトちゃんが、何?」

「いきなりミゼット様のところにやって来るものだから、さ。」
「……。」

クスクスと嘲笑の笑みを零して
話を続けるその人に、苛立ちが募る。
話している間に対抗する術を考えなきゃ…。

「君も、可愛そうな女だ。」
「…?」
「彼女にあんなにも
はっきり拒絶されているのに
それでも尚縋りついて…。
いい加減気が付いたらどうだい?
彼女はもう君を見ていない。」

その言葉と嘲笑に
胸がカッと熱くなる。

「私は、フェイトちゃんを―…」

信じてる。
愛されてなくたって、
愛してる気持ちは変わらない。

そう叫ぼうとして、身体が
金縛りにあったように動かなくなった。

「ぁッ、く…!バインド…ッ?」

見ればバインドで拘束された身体。
しまった、と後悔しても目の前には中将が
ゆらゆらと刃物を揺らしている。

「魔道師なのに、こんな物ですまないね…。」

この武器は特別でね、と
嫌な笑みを浮かべてこちらへと向ける。

「それでは高町一等空尉…任務、ご苦労だった。」

そう言ってナイフを振りかざす。


任務は失敗。
これは、罠だった―…

どうして全て見抜けなかったんだろう。
どうして疑いもしなかったの?

いつもだったら冷静に
対処できたんじゃないの…?


あぁ、私はフェイトちゃんが側にいたから、

強く居られたんだ。



守ってくれてたから…


フェイトちゃん。



会 い た い よ 。




最後の最後まで浮かべたのは
優しい彼女の顔。


ナイフが届く瞬間に
目をギュッと瞑って、


その瞬間に

身体に鈍い衝撃が走った。




テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

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なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

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