若様w

ざくっとこの間の続編っぽく書いてみました。若様の葛藤です、短いですwとりあえず更新できたから許してくださいw

追記から。(………読み返してみたら超雑!後で修正しますw

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なのはが帰ってきた。それは私が長年待ち望んでいたことで、凄く凄く嬉しいことのはずなんだけど…何だか釈然としないものがある。それが何なのか。分かりきっている事だけど、年の差だ。私、フェイト・T・Hは悩んでいた。


なのはは22歳。7年も会っていなかった彼女はとても綺麗になって…言うならば「大人の女性」になって帰ってきた。方や私は17歳。ただの高校生だ。……しかも学校サボって喧嘩したり女の子としけ込んだり。


「──────ねぇ、フェイトさん 」


かくいう今も授業をサボってしけ込んでいる最中だ。体育館の埃っぽい倉庫で。なのに、私はあの日なのはが帰ってきた日からなのはの事ばかり考えてる。


「んもぉッ!」
「───────ぁ痛、駄目だよ痕付けちゃ!」
「知らないっ!フェイトさんが違うこと考えてるから悪いのよ!」


おざなりの行為なんてまぁ、確かに悪いけど。私の態度に激昂したその子は事もあろうに私の鎖骨辺りにキスマークを残した。鎖骨辺りに残された紅いキスマークに、少し憂鬱になる。通常なら私は付ける方だし、第一服は脱がない。それが暗黙の了解だった。どの娘とも。…付けられるまでぼんやりしてる私も悪かったけれど。


「はぁ。……教室戻るね。気が乗らない。」


少し乱れた制服を整えてほぼ半裸状態のその子に言うと、まぁ当然なんだけど怒りだした。色々と喚いているけれどこの手の状況は多々ある。(私の経験上の話ね。)適当なことを言って私は倉庫を後にして教室へとのろのろ進んだ。ただ問題なのはこの痕。別に見える位置に付けられた訳じゃないけれど…彼女にはバレてしまうだろう。嫌だなぁ、また「不純同性交遊」とか言われるのかな。憂鬱だ。早く大人になりたい………。






「フェイトちゃん、何やまた偉い機嫌悪そな顔しよって。」
「あぁぁ、はやてか……。別に機嫌悪い訳じゃないよ。ただ…」


放課後私のところにやって来たのは親友のはやて。親友、とは言っても彼女は不良行為はしないし(痴漢行為はするけど。)至って真面目な子だ。ただ気が合うから割と一緒に居ることが多い。一応幼馴染みだしね。


「もうすぐテスト期間じゃない?…やだなぁ、って思って。」


そう、帰る前のHRで担任の教師がテスト期間を発表したことが憂鬱だった。それほど悪い点はとらないけど、私勉強しないからなぁ。…小さい頃はなのはに宿題とか見てもらったけど。


「おや、フェイトちゃんがテスト気にするなんて珍しいなぁ!」
「……なのはが煩いんだよ。真面目に勉強しないとお仕置きだってさ。」
「あんな綺麗なお姉さんにお仕置きやなんて羨まし過ぎやわ。」
「こっちの身にもなってよ……」
「とかなんとか言って昔からなのはちゃんの事好きなくせに。誰やっけ~?なのはちゃんが外国行った時に泣きわめいて転がっとった若様は。」
「ぅ、ぅぅう煩いな!昔の話をいつまでも!///」
「素直にならんと。わ か さ ま?」
「…………でも、なのは大人っぽくなり過ぎだよ。私がガキっぽく見えるじゃん…」
「いや、ガキやろ。体育館倉庫で遊んでるとか。しかも中途半端で飽きるとか。」
「────────ちょっと待って、なんで知ってるの?」
「キスマーク、どう怒られたか聞かせてなー?」
「こら、待て助平!!」


はやてに覗かれてたなんて迂闊だった。………てゆーか覗くなんてどういう趣味してるんだろ。我が親友ながら危ない奴だ、なんて思いながら私は寄り道せずにはやてと帰路についた。後になって、もう少し遅く帰れば良かったと思うのは余談だけれど。



「お帰りなさい若。…今日は早かったんですね?電話くれれば迎えに行ったのに。」
「む、迎えなんて良いよ。」


家に帰ると真っ先に出迎えてくれたのはなのはだった。なのはが帰ってきて数日経ったとは言え、何だかやっぱりぎこちない私。迎えに来る前に帰ってきて良かった。なのはみたいな綺麗な人が学校に来ると目立つから。見せたくない、なんて盛大に子供っぽい独占欲だなぁ、なんて。


「さっきから何ぶつぶつ言ってるんです?」
「…………いつも通りに話してよ。それじゃ肩凝っちゃうよ。」
「にゃはは、ごめんごめん。…あ、袴出しておいたよ。」
「ありがとう。でも私袴あんまり好きじゃないんだけど…。」
「ぇえー?私フェイトちゃんの袴姿好きなのにっ 」
「ぇ、そ…そう?」


そんな、ちょっと嬉しいこと言われたくらいで喜んでしまう辺り子供っぽいのかもしれない。浮かれ気分で着替え始まって、大切なことに気付いたのはソレがバレた後で。


「フェイトちゃん、それ…どうしたの?」
「───────ぁ。」


指差したのは左の鎖骨下にくっきり残った紅い痕。心なしか指摘したなのはの声はいつもより低く感じた。私の馬鹿っ!どうしてもっと用心しなかったんだろう。これじゃあ普通にバレるに決まってるじゃないか…


「これ。どうしたの?」


着替え途中の私は袴を羽織ながらオロオロと情けなく視線を逸らす事しかできなくて、言い訳も下手なもんだからもそもそと「あー」とか「えっと」とか言うしか出来ない始末。そんな私に、じとめの蒼い瞳が近づいてきた。私よりも身長が低いからやや上目遣いで。


「なの、──ぅわっ!」


思わず後ずさった私は、自分の羽織ってた袴の裾を踏んで、格好悪く盛大に地面に尻餅をついて倒れた。すっごく格好悪いと思うけど、私は冷静さを失ってたんだと思う。だって普段だったらこんな風に転んだりしないもの。………それか、なのはが相手だからだ。うん。


「フェイトちゃん…格好悪い。」


クスッと意地悪く微笑むなのはにカチンとしながら、だけど何も言えなくて「煩いな」と呟く。何だかなのはが相手だと私のペースが全部狂う気がする。敵わない、というか…なんというか。


「………へ?…なのは……?」


ちゅッ、……と鎖骨下に押し当てられた唇。それからほんの僅かな…ピリッとした痛み。眼下に覗くのはほんのり淡い色の唇。それから赤い舌が少しだけ見えて、思わず息を飲む。えっと…?この状況は…………?傍から見ると尻餅をついて倒れた私になのはが押しかかる状態で、しかも鎖骨下に、キスマークなんてものを付けられていて。


「フェイトちゃんが誰かにキスマーク付けられるなんてまだまだ早いの。」


クスッと笑ってそう言ったなのはは、私の左鎖骨下のキスマークをトン、と指差す。そういえばなのはがキスマークつけたのって、私がクラスの子に付けられたのと同じところだ。上塗りするようなキスマークに、何だか胸が騒ぐ。でもなのはは至って普通で、それがまた悔しかったりする。非常に悔しい。やられっ放しみたいで悔しい。


「─────ッ!///」
「ゎ、フェイトちゃん急に立ったら危な───」


だから、一矢報いてやった。……んだと思う。


「し、仕返しだよ!」


目の前にあった、その細い首筋に掠めてキスをした。………キスマークでも付けてやろうと思ったのに、寸前になって出来なかったのが本当なんだけど。なのはをビックリさせてやろうと思っただけ。子供じゃないって知らしめてやろうと思ったんだけど…結局最後の最後で踏ん張れない私は何て情け無いんだろう………、と逃げるようにその部屋を飛び出した私は廊下を走りながら考えて居た。ちなみにちゃんと着れてない袴姿で、裾をずるずる引きずって走ってたらクロノ(私の兄)にとても怒られたのは別のお話。


部屋を出る前になのはの顔、見ておけば良かった。顔も見れないまま駆け出してきたから、どんな反応をされたか分からない。もしかしたら「子供っぽい仕返しだ」なんて笑われているだろうか?





「……夕飯時に、どんな顔して会えばいいんだろぉ…」




左の鎖骨下で燻る熱を抱えながら、私はちゃんと着れていない袴の裾を持ち上げながら情けなく呟いた。やっぱり一矢報いるなんて事、しなきゃ良かった。本当だったらもっと冷静で居るべきだったのに。




とりあえず私は、自分となのはの「大人っぽさ」の差に盛大に溜息を吐いて肩を落としたのだった。


























fin





なのはちゃんの反応、どんなんだったんでしょうねw


あー…次はケンカ編ですね←エ
たぶん続かないかもw
いや、分からないけどw



テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

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なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

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