今の君のフェイトにはなれない…ごめん

まず一つ目は「今の君のフェイトにはなれない。…ごめん」です。とりあえず物凄くごめんなさいな出来orz

追記からごめんなさいw

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とある病室。私はぼんやりと窓の外を眺めていた。


私の瞳に映るのは何処までも広がる空と、白い雲。どうやら自分が大変な怪我をしていたと言うことは分かっていた。体のあちこちに巻かれた白い包帯と、腕に刺された点滴針がそれらを物語っているから。────それから、胸を占める「空虚」が何とも重たかった。


私は、私の名前も、家族も、仕事も、生活の何もかも忘れてしまったらしかった。



何一つ思い出せない空虚。そもそもそれらのものが存在していたのかさえ疑問に思えてしまうほどの空白が、重くて凄く怖かった。それからもうひとつ。


「フェイトちゃん、お加減どう?」


丁度部屋の入り口辺りでコンコン、とノックをしつつ入室してきた彼女のことだ。私がここで目覚めたときからずっと通い詰めている彼女、高町なのはという女性のことが気にかかっていた。


「……割りと良い方だと、思う。」


彼女は私の恋人だったらしい。私の記憶には全く残っていないけれど、何となく分かる。献身的な態度と、私を見る目で何となく。


「そっか。良かった。」


嬉しそうにそう言う彼女に、私はいつも言い様の無い苛立ちを感じていた。それが何なのかなんて分かっている。正確には苛立ちを感じていたのは私自身にだということも。


「ねぇ。」


だから私は、拒絶した。


「───もう、来なくて良いよ。」


私はもう君の恋人だった私じゃない。何も覚えていないのだから。なのにそんなに優しく見つめられると胸が痛いんだ。どうして良いか分からないんだ。君の側にいるだけで君を傷付けてしまいそうで恐い。君の愛した私とは違う私なのだから。君が求めている私ではないのだから。だけど私は忘れてしまったくせに君を求めている、なんて。



「私は……今の君のフェイトには、なれない。………ごめん。」



















「でも。」












だけどもし、君が、こんな私でも良いと言ってくれるなら。











「もし、もう一度…君との関係を最初から始められるなら。」


我が儘なのは分かってる。君を傷つけるかもしれない、とも。


「どうしたら良いのか、教えて欲しい。……私は、君に愛されたフェイトに、近付きたい。どうすればっ……」


君が良いと言ってくれるなら、私は一生懸命それに近づく努力をするから。拒絶しながら求めるなんて、馬鹿げてると思うけど。



そう問うと、彼女は困ったように微笑んだ。



「簡単だよ。」
「え?」
「私達はね、初めは名前を呼ぶところから始まったの。」
「………な、まえ?」
「うん。だからフェイトちゃんもまた私の名前を呼んで?私、───なのはだよ。」


君とか、そういうのじゃなくて。と言って確認するように「なのはだよ」と微笑む彼女の名を、私はなぞるように紡ぐ。


「…なのは。」
「うん。」
「なの、は………。」
「うん。…私とフェイトちゃんはここから始まったんだよ。でもね、一つだけフェイトちゃん、間違ってるかな。」


涙を拭いながら、だけど嬉しそうに微笑んで。なのはは諭すように教えてくれた。


「フェイトちゃんはフェイトちゃんなの。今は忘れちゃったことが多いだけ。───それに、私はどんなフェイトちゃんも大好きなんだよ?覚えておいてね?」


だから、ゆっくり進んでいこう?と、優しく額に落とされた口付け。


「───ありがとう、なのは。」


お返しするように、私は彼女の頬を伝った涙を唇で掬った。私は私だと、そう言ってくれるその言葉に甘えても良いのだろうか?ねぇ、なのは。何もかも忘れてしまっても、君へのこの気持ちだけはここに残っていたみたいだ。





だから、もっと沢山の君を教えて。













fin.




うーん………?うちのフェイトそんも心底なのはちゃんを拒絶しきれないと言うまさかの(ry。


↓別ver(なのはちゃんを記憶喪失にさせて拒絶させてみたらこうなった。そして没)













この目の前に居る彼女は、なのはじゃない。なのはの姿をしているけど、私を見つめる蒼い瞳も、私を呼ぶ甘い声も、全くの別物で私は眩暈を覚える。


「フェイトちゃん、キモチは分かるけど……」
「────ッ。」


そう言うはやての言葉には答えられなかった。

なのはが記憶喪失だなんて嘘だ。私を忘れるなんて嘘だ。なのははこんな風に私を見たりしない。なのははこんなに不安そうに私を見たりしない。


なのはは────


「あの……フェイト、ちゃん……?」


黙っている私に、申し訳なさそうに私の名前を呼びながらそっと伸ばされたなのはの手を、私は反射的に思わず避けてしまった。ほんの咄嗟の行動だった。無意識の拒絶。




「ごめん。今の君のフェイトにはなれない…………ごめん。」


居た堪れなくなって、一言そう詫びて、部屋を出た。


受け止められない自分が、悲しかった。誰よりも大切な彼女なのに、そんな彼女を拒否しようとする、拒絶している自分が情けなかった。こんな弱い私は彼女の側にいてはいけない気がした。愛しているのに、なのに彼女を受け止めて上げられなかった自分が情けなくて悔しくて、私は壁を一つ殴った。拳に血が滲むくらいに。















だけど、こんなどうしようもない私を救ってくれたのもやはり彼女で。















うわぁーん。最後の一文は何とか救済したくてつけた一文です。

霜条さん本当ごめんなさい(ジャンピング土下座)!
あぁぁあぁーごむぇんなさいwww


テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

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なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

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