暴走☆interviewing

間に合った………。

面接ネタっていうか就職ネタです。なのフェイ的だから許されるわけであって、実際こんなのあったら大変ですからねw?拍手内に僅かながらおまけつけてみました。

追記から

web拍手 by FC2





「…………緊張する…はぁー…。」


私、フェイト・T・Hは大きなビルの前で新調してあったスーツの皺を伸ばして溜息を吐いた。そう、今日は私の就職への第一歩、面接の日なのだった。自分で言うのもなんだけど、割と有名である某大学卒、といったら結構就職口はあるのだけど私は今立っている目の前の会社を選んだ。


『フェイトがあの会社に就職してくれたら私も安心だわ♪』


電話口で、私の母であるリンディ母さんがなぜかやたらとこの会社を推したのが理由の大半なのだけど。……というか電話の後半はゴリ押しで「何が何でもここに就職して」的な雰囲気になっていたわけで、私は特にこだわりとかはなかったからとりあえず頷いてしまった。


「もうそろそろ時間だ。」


だけど緊張するわけで、私は大きく深呼吸してから大きなビルの自動ドアをくぐった。………それにしても、どうして母さんはこの会社をあんなにしつこく勧めたんだろう。断ったら泣きそうな勢いだったし。誰か知り合いでも居るのかな……?





受付に行くと、小柄な女の人と、それから背の高いキリッとした女の人が座っていた。ちなみに小柄の方の女の人は凄く退屈そうに座ってる。


「何か御用ですか?」


そろそろと近づいていくと、早速キリッとした女の人が立ち上がる。私よりも少し背が高い……かな?ていうか怖い。


「ぁ、あの──今日面接の予定があるテスタロッ──」
「おおお、噂の子かぁ!!」
「ぅわっ!?///」


名前を言って取り次いで貰う途中で、退屈そうにしていた受付の小柄な方の女の人が飛び上がる勢いで立ち上がった。さっきまでと違って凄く目がキラキラだ。───てか、どんだけ暇なんだろうこの会社の受付。大丈夫なのかな?


「あれ?………噂の、って言いました?今。」


今、確かに「噂の子」って言った気がする。どういう意味なんだろう……え?何?


「……そんなん言ったっけ?」
「言いました、よね?」
「まぁ、そんなんえぇから案内するよ♪」
「ぇ?いや、ちょっと……さっき…」
「シグナムあと頼むなー。さて、フェイトちゃん行こか♪」
「へ?何で名前……」
「え?あぁ、一応来客予定のリスト見とるし。あ、私はやて言います。よろしゅうね。」
「よ、宜しくお願いします。」


そう言って受付を離れてエレベーターの方へ案内してくれた。


「ちなみに今日の面接は専務が直々にやるらしいから、頑張ってな♪」
「ぇえ?!」


専務、っていえば結構偉い人だよね?あれ、そもそも面接って偉い人がやるのか。怖いおじさんとかだったらどうしよう……。胃が痛くなってきた。あぁ…面接って本当に嫌だな……。エレベーターに乗って、一気に上まで上がる間はやてさんはちょっとした話をしてくれた。主に専務の話だけど、中々凄い人だという事だった。何でも社長夫妻の末の子供だとか。結構なやり手らしい。……怖い。


「…ちなみに専務って、怖い人ですか………?」


恐る恐るそう聞くとはやてさんは何でか大笑いしてそれから苦しそうに答えてくれる。


「ある意味では怖いけど……まぁ、その辺は見て知ったほうがえぇよフェイトちゃん。ちなみに面接官は3人やからね。」


それから、面接官は1人じゃ無いらしいことを教えてくれた。そういう事は、もうちょっと早めに言ってほしいけど……それは私の勝手な都合だから仕方ないか。そうして、あっという間に到着してしまった目的の階。


「折角やから部屋まで案内したるね。」
「ありがとうございます……でも、受付けとか大丈夫なんですか?」
「あぁ、私本当は受付けやないから♪」
「ぇ。」


受付けじゃないのに受付けに…?何だろう、この会社謎が多い…でも、何だか雰囲気的に見て良さそうな気がする。社内も綺麗だし。……なんて考えている間に、面接の場所についてしまった。ここまで来たら、とりあえずやるだけやろう。一応面接の練習っぽいことはしてきたし。うん。


「失礼しまーす。なのはちゃん、面接の子ぉ連れてきたで。」
「し、失礼します。」


はやてさんに手招きされて恐る恐る部屋に入る。


「あぁ、ありがとう。はやてちゃん。」


と、中に居た「専務」と呼ばれる役職のその人はまだとても若そうな女性だった。しかも凄く綺麗な。……亜麻色の髪を片側に結って、それから「ありがとう」と言いながら眼鏡を机に置いたその女性はとても澄んだ蒼い瞳をしていた。


「こんにちは。」
「こんにちはっ!えっと、宜しくお願いします。」


挨拶を交わして隣の部屋へ行くと、既に待っていたらしき面接官の人が2人。やっぱり若い女の人だった。みんな同世代かなぁ…?金色の髪の、少し気の強そうな女の人と、藍色の髪のおっとりした優しそうな女の人。それからはやてさんは部屋を出て行ってしまって、私と面接官の3人の面接が始まった。この会社…女性が多いのかな?


「じゃあ、さっそく面接始めるわよ。」
「宜しくお願いします。」
「ぁ、アリサちゃん。質問は全部私がするから。」
「………はいはい。好きにしなさい。」
「じゃあ、早速だけどいくつか質問させて貰うね?」
「は、はい。」


面接用の書面を確認しようとした金髪の女の人に専務が笑顔で静止して、それから「いくつか質問を」と言って書面を机に置いた。……ある程度面接の本を読んで来たからどんな質問がされるか予想はついてるし大丈夫かな…?多分、「当社に応募した理由はなんですか?」とかだろうな。とか予想して、専務……確かなのは、さんだっけ?の顔を真っ直ぐ見る。彼女はニコニコと微笑んでいた。


「えっと、じゃあ……性経験はありますか?」


それから質問を……………?聞き間違いかな?思わず首を捻ってしまった。


「えっと、すいませんもう一度良いですか?」
「うん。性経験は?ある?ない?」
「ぇ゙………?」


性経験って言ったんだよね?今。「せいけいけん」……って1つしか、ないよね?ぇ?


「せ、性経験……ですか?」
「うん。つまり誰かと─────」
「うわわわわ、ないです!ないです!!///」
「そう。じゃあ、次の質問ね。」


つまり誰かと、アレやソレすることだよね?っていうか正直に答えちゃったけどこれって一体何の関係があるんだろう?え?私の考えてた質問と全然違うけど、なんで…?


「誰かとお付き合いした事は?」
「……………。」


またそういう質問?!どうしよう、「ない」って言ったらダメなの?「ある」って言ったらダメなの?…………分からない。ダメだ、もう考えてもさっぱり分からないよ。チラリと別の面接官を見ると金色の髪の、さっき「アリサちゃん」って呼ばれていた人は片手で顔の半分を押さえていた。若干呆れたような顔なのは気のせいかな…?もう1人の人は、なんだか楽しそうにニコニコ微笑んでいる。あぁ、もう正直に全部答えよう…。


「………ありません。///」
「じゃあ、初恋は?ある?いつ?」


なのはさん…専務は相変わらずニコニコ微笑んでいる。初恋なんて、この歳で「ない」っていったらおかしいかな…?でももうよく分からないから正直に答えとこ。


「恥ずかしながら……この歳で、まだ…です。///」
「じゃあ、最後の質問です。」


最後くらいは「当社に応募した理由はなんですか?」とか聞かれるかな?そしたらその質問で挽回しよう。それなりに考えてきたつもりだから、大丈夫なはず。


「今日の下着の色は?」
「────はい?」


私が聞き間違えたんだろうか?って思うくらいに専務である彼女はニコニコと微笑んでいる。スーツにつけられたバッジが眩しい……。まさか最後にこんな質問なんて。……もしかしてこの質問をして実は動揺するかのチェックとか?人柄を見るための質問ってやつだろうか?だったらはっきり答えないと。


「えっと、基本的には黒です。///」


ぴしっと背筋を伸ばして、自分の下着の色を暴露した。………あれ?何か間違ってる気がする。けど、これが私の精一杯だし、面接ってよく分からないな……。出来ればここで決まって欲しいな。面接って怖い。私がきっぱり言い切ると専務はにっこりと微笑む。


「分かりました。ありがとうございます。……えっと採用可否の通知は3日以内に出すので受け取ってね?」
「あ、分かりました。……えと、今日はありがとうございました。」


礼儀正しくお辞儀をして部屋を出る。扉を閉めると何だかスパーンっていう変な音がしたけど私は緊張とか疲れとかで大した気にせずエレベーターを下りたのだった。それから帰り際にはやてさんに会った。


「面接どうやった?」
「えっと……何だか予想してた質問とかと違って上手く答えられたか分かりません…。落ちるかも。」
「いや、きっとフェイトちゃんは受かっとるよ。100パーセントで。」
「………どうでしょう。何だか終わったらどっと疲れましたね。」
「そんな緊張せんでもよかったのに。」


そう言って可笑しそうに笑ったはやてさんはなんでか楽しそうで。そんなこんなで私は挨拶をして家へと帰ったのだった。








それからきっかりその翌日、会社の採用通知が届いて、私はすぐに母さんに連絡を入れたのだった。



ちなみに配属された部署はあの専務の秘書だったりする。









































某、専務室。




「ざっけんじゃないわよこのバカちんっ!」
「───にゃっ!痛い!」
「あの子がなのはちゃんの秘書にしたい子?」
「すずかちゃん助けてっ」


面接後、専務である私、高町なのはは友人であり同僚でもあるアリサちゃんに盛大に叩かれていた。そうしてアリサちゃんが唯一手出しできない存在であるすずかちゃんの背後に隠れる。


「なのはっ!何なのよあの変な質問は!あの子動揺してたでしょ!」
「だって聞きたかったんだもん!」


面接の子フェイトちゃん……可愛かったなぁ。


「確か、昔なのはちゃんの家の近所に住んでたって言ってたよね?」
「そうなの。昔良く一緒に遊んだんだけどね、……多分フェイトちゃんは覚えてないと思うけど。」


昔近所に住んでいた可愛いフェイトちゃん。スカート捲ったりして遊んだっけ。


「お母さんがフェイトちゃんのお母さんと交流があったみたいでお願いしたの。この会社勧めるように。」
「だからってあんな破廉恥な質問……」
「だって私が知らない間にそんな事になってたら───」
「黙れ!」
「にゃっ!」


でも良かった……フェイトちゃんはやっぱり清いままだった。まぁ、こっそり見守ってたからその心配はしてなかったけどフェイトちゃんってばあんなに可愛いのにガードが弱いから心配なんだよね。


「とにかくフェイトちゃんは私の秘書にするから!」
「なんたる横暴。」
「むしろ私に就職して欲しい☆」
「フェイトちゃんって某大学卒業だよね?」
「うん。しかも模試も全国上位に入るくらいだよ。」
「………じゃあ他の会社からも引く手数多なんじゃないの?」
「その辺は大丈夫。フェイトちゃんのお母さんにこの間挨拶してきたから。」
「挨拶?」


私の言葉に訝しげな顔をするアリサちゃん。すずかちゃんも不思議そうに首を捻っている。


「うん。わたしの事覚えててくれてね、近い未来にフェイトちゃんをお嫁さんにくださいって。そしたら凄く喜んでくれたからね、会社もここを勧めるって言ってたし。……フェイトちゃんってお母さんには逆らえないし♪」
「………………。」
「なのはちゃんはフェイトちゃんの事好きなの?」
「うん。言い表せないくらい。好き過ぎて苛めたりしたいかも。」
「あんたの秘書になったらセクハラ三昧になっちゃうじゃない!」
「ダメなの?」
「このッ、バカちんがぁっ!」




スパーン、と部屋に2度目の軽快音が響いたのでした。ちなみに、もう既に採用通知を郵送済みだったりするのです。



フェイトちゃんの初勤務、楽しみだなぁ。そうだ、スーツでもプレゼントしようかな?あ、下着の方がいいのかな?



フェイトちゃん可愛いなぁ………。




「なのはっ!鼻血!!!」




こうして私、高町なのはは待ち望んだ秘書を捕まえ………手に入れたのでした。




















しまい。\(^p^)/!

なんか久々にSS書いた気がする。たかが数日ですがw





お粗末さまでしたっ!ちなみに拍手内に2年後の会話っぽいのを入れてみました。こんな専務と秘書になります、的なw










テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

コメント

非公開コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
プロフィール

92

Author:92
なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2拍手記事別ランキング
FC2拍手記事別ランキング
FC2拍手記事別ランキング
twitter
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR