heavenly world!

いっくよーぅ!何か相変わらず見直しとかしてないのできっと誤字ってるかもですwあと相変わらず私設定。

追記から天界ネタ。

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「ねぇお姉ちゃん。」
「なぁに?なのは。」


ここは天使の国。幼い子供の天使が純白の小さな羽根をぱたぱたとさせながら姉に問い掛けた。蒼い瞳を瞬いて、ツインテールをぴょこんと弾ませるその可愛らしい子供天使の名前は、高町なのは。幼い妹の問い掛けに優しく返すのは姉の美由紀。そんな姉に、なのはは少しだけ不安気に眉を寄せて続けたのだった。


「お姉ちゃんは悪魔に…会ったことあるんだよね?」
「うん、あるよ。友達のエイミーは悪魔だし。……あれ?なのはは会ったことなかったっけ?」
「うん……悪魔って、恐いんでしょう?お兄ちゃんが言ってた。」
「うーん、確かに悪魔族は私ら天使より戦いに出る事も多いし見た目が黒いから恐いかもね。まぁ、良い子もいるよ?…んまぁ、中には恐い子も居るけど。」
「…やっぱり、恐いの?」
「どーかなぁ?なのはが見て恐かったらあんまり近寄らない方が良いかもね。」
「うん…。」


姉の美由紀の言葉に頷くとなのはは「分かった」と頷いた。天界には天使とは異なる対照的な種族が居て、彼等は悪魔族という種族だった。俗世間的には天使が正義ならば悪魔は悪、と思われがちだが実際のところは天使も悪魔もやっている事や生活などは殆ど一緒。ただ、やはり悪魔の方が何かと問題を起こす者が多いので、牽制に行き戦いでそれを納めるのが多い事も多い。なので天使からすると悪魔は恐ろしい、というイメージがついているのも事実。それゆえに、ほんの少しだけ話に聞いた自分とは違う「悪魔」という種族になのはは興味を持ったのだった。同時に不安も。









それから数日後、なのはは1人でお使いに来ていた。9歳にもなれば流石に1人で買い物も出来る、と意気込んで普段はあまり来ない悪魔の国にほど近い地区にやってきたのだった。


「えーっと、あとは………ぁれ?」


なのはは母親から渡された買い物のメモを見ながらトコトコと歩く途中、ふと路地裏で黒い物陰を見つけた。ほんの少しの好奇心から、買い物袋を持って路地裏にふらふらと進むなのははそこで自分と同じくらいの歳の子供を見つけたのだった。


「こんな所でどうしたの?」


と、声を掛け可愛らしく首を捻る。自分と同い年の子供なんてほとんど顔見知りのようなものなのに自分の知らない子がいる、それが不思議だった。……が、次の瞬間になのはは驚きと不安に目を見開いた。


「誰………?」


泣きそうな声で、というか紅い瞳に涙をいっぱい溜めて。むくりと身を乗り出したその子供の着ている服は黒。なのはの白とは対照的な。そして背中には小さな黒い羽根を広げていて。なのはは始めてみるその姿に、その子が悪魔の子であると一目で理解した。


「ぁ、あなた…悪魔?」


つい先日姉に「悪魔は恐ろしいのか」と問うたばかりのその悪魔が眼前にいる。逃げるべきなのか一瞬迷ったなのはの目前で、何故か泣きそうな、自分と同い年くらいの悪魔の子はなのはの姿を見て震える口を開く。


「て、天使?………天使恐いっ!」
「へ?」


そして「天使恐いっ!」と言う言葉を残してなのはよりも早く、背を向けて走り逃げる悪魔。なのはは全く予想だにしないその悪魔の子の行動に素っ頓狂な声をあげ全く身動きが出来ずにいた。それもそのはず自分が「恐い」と思っていた悪魔がまさか自分を「恐い」と言って泣きながら走り去ったのだから。悪魔が天使を恐がって逃げるなんて予想外すぎたのだった。


「───ふびゃっ」


が、その悪魔の子は余程焦っていたのか路地裏の小石に足を引っ掛け盛大に地面に顔面キスをした。なんとも可愛そうな声が木霊し、その数秒後クスンクスン、という泣き声が聞こえたなのはは居てもたってもいられず、その悪魔に走り寄る。


「だ、大丈夫?…怪我したの??」
「………痛い。」
「見せて、治してあげるから。」


擦りむけた膝に手をあててなのはが目を閉じると天使の得意とする魔法を展開してあっという間にその悪魔の傷が消えた。そしてその悪魔はそれに驚いて紅い瞳を数度瞬かせ、先ほどまでの恐怖が消えたのかなのはに微笑みかけた。


「ぁ、ありがとう。」
「気をつけてね?……ていうか、あなた悪魔さんでしょう?どうして天使の国に居るの?迷子?」


悪魔の国に程近い場所とはいえ普通は中々子供だけでは他所の国には行かないのだが、と首を捻る。程近いこの地区は領主族の出入りが自由ではあるがやはりそれでも子供は1人では来ない。ちなみになのはの住んでいるところはこの地区や悪魔の国と少し遠いので全く悪魔はやってこないのだが。


「お義姉さんとはぐれちゃったんだ。……お友達天使のところに遊びに連れてってくれるって言ってたんだけど……。」


すっかり泣き止んだその悪魔の子はとても綺麗な子供だった。金色の艶やかな髪と紅い綺麗な瞳。なのはは幼いながらに「将来は美人さんなの」と心の中で考える。それから提案してみた。


「一緒に探してあげようか?お姉さんこっちに来てるんでしょう?」


すると、悪魔の子は驚いたように目を瞬いて。


「………いいの?」


おずおずとそう聞いてくる。ちなみに顔には「是非お願い。1人じゃ恐いっ」と書いてあったので、なのはは何だかそんな悪魔が可愛らしく思えて苦笑気味に頷く。


「うん。良いよ!………ぁ、私なのは。高町なのはだよっ」
「私はフェイト。フェイト・T・H…」
「宜しくね、フェイトちゃんっ」
「ありがとう、なのは。……君は優しいね。」
「良いから、ほら。行こう?」


そう言って立ち上がるとフェイトと名乗ったその悪魔の子も立ち上がる。そして、ちょっとだけ不安げになのはを見ると「手、繋いでもいい?」と尋ねたのだった。


「はい、フェイトちゃん。手、出して?」
「うんっ///」


そうしてなのはとフェイトは手を繋ぎ、フェイトの義姉が見つかるまで一緒に探してあげたのだった。そうして暫く散策しているとそれらしき悪魔の、優しそうな女性が居て2人の散策はものの数十分で終わったのだが。


「なのは、本当にありがとうっ!本当に本当に……///」
「にゃはは、いいよぉ。フェイトちゃん、お姉ちゃん見つかってよかったね♪」
「うん。なのはのお陰だよ。」
「……なのはちゃんっていうの?この子の事連れてきてくれてありがとうね。」


フェイトの姉は優しく微笑むとなのはの頭を優しく一撫でした。照れくさくなって「それじゃあ」と言いかけるとフェイトがまた少しだけ泣きそうな顔でなのはを引き止めた。


「な、なのは…また会える?」
「……うん。会えるよ!私ね、大きくなったら天界の近衛として働くのっ!そしたら悪魔の国にもいっぱい行けるんだよ!」


天界の近衛、とは天界の治安を守る為の組織。悪魔や天使の中で魔力に特化した者がなれる特別な組織のエリートで唯一、悪魔と天使が一緒に仕事をこなす職場のようなもの。この場合悪魔が戦闘系統を担い、天使は書類仕事やら治癒を担っているのだが。最初は悪魔の事をあんなに恐がっていたのに、なのはの口からは自然とそんな言葉が出ていた。とっさに出た一言ではあるがなのはの魔力は他の子よりも飛びぬけているし、何よりこの悪魔という種族に興味が沸いたのだった。


「このえ?………じゃあ、私も良く分からないけど頑張る!」


良く分かってないようなフェイトだったがかくして「将来の夢」というものが出来た。そのすぐ横では義姉が微笑ましく見守っている。そうして幼心に約束を交わして2人は別れを告げたのだった。


「フェイトちゃん……かぁ…。」


初めての悪魔のお友達。悪魔の癖に臆病で泣き虫で、とても可愛らしい子だった。なのはの胸に温かい気持ちが芽生えたのはこの時。その気持ちの名前が分かるのはそれから数年後の事。


ちなみにその後自宅に帰ったなのはだったが、帰宅して数時間後に姉の悪魔の友人とその妹が遊びに来て叫びそうになったというのは余談である。つい同日友達になったばかりの悪魔の子が、自分の姉の友人の妹という事でその日なのははフェイトに、遅くまでずっと「近衛」についての話をしたのだった。


「大きくなったら一緒に近衛になろうね」と約束を交わして。








それから6年間、2人が会うことはなく。なのはは幼い頃からの夢である近衛入りをする。同じ年頃の近衛は天使から2人、悪魔から2人だった。


「すずかちゃん、近衛入りおめでとうっ!」
「なのはちゃんこそおめでとう。」


仲の良い天使の幼馴染みと一緒に悪魔の新入り近衛と顔を合わせる為に用意された部屋へと足を踏み入れた。既に待機していた悪魔は2人とも同じ歳の頃で、2人とも見事な金色の髪。


「アリサ、眠い………」
「ったく。シャキッとしなさいよ!あんたそれでもエリートなの?」
「………ん。」


そして緊張感に欠けるそんな会話が繰り広げられている。そこに居たのは幼い日に約束を交わした悪魔が1人。泣き虫だった面影はなく、残っているのは金色の綺麗な髪と、変わらない紅い瞳。そして、雄雄しく凛とした黒い翼。幼い頃に感じた胸の温かさが再熱し、なのははほんの少し強く手を握る。そしてなのはたちの存在に気がついた悪魔の片方、先ほどアリサと呼ばれた悪魔が椅子から立ち上がる。


「初めまして。アリサ・バニングスよ。」


少し偉そうな振る舞いではあるが、だけど凛とした口調。その後にとても面倒見の良い悪魔だという事が分かるのだが、なのはたちも挨拶を返す。


「月村すずかです。」
「高町なのはです。」


それからもう1人の悪魔が、緩慢な動きで立ち上がる。


「フェイト・T・Hです。」


6年前はなのはと同じくらいだった身長はゆうになのはの頭一つ分大きくて。こうして2人の天使と悪魔は約束を果たし再開を果たしたのだった。


「なのは、綺麗になったね。」


お互いがお互いの気持ちに気付くのは、もう少しだけ先の話。












◇おまけだぁー!↓













「な、なのは。//」
「んー?」
「あたっ、当たってる。……よ?///」
「なにがー?」


再開を果たしてから2年後。恋人同士になってから数ヵ月後の2人は見晴らしの良い原っぱでのんびりと談笑をしていた。それから風が少し強くなってきたのでなのはは「風よけ」といってフェイトの腕に抱きつくようにして肩に頬を寄せた。そんな時にフェイトが少し困ったように慌てたように呟いた。


「な、なにって……む…胸が。///」
「嬉し?」
「んなっ///」
「なんちゃって。うそうそ♪」


フェイトの慌てようが余程嬉しかったのかなのはは可笑しそうに声を上げた。


「もう…天使のくせに悪魔みたいなんだから。//」
「フェイトちゃんこそ悪魔のくせに純情なんだから。」


クスクスと笑い合っているうちにフェイトの仕事用の端末が連絡を告げる。


「ぉ、……仕事だ。」
「んー…、あんまり無茶、しないでよ?」
「うん。気をつけるよ。」
「怪我したら怒るからね?」
「……努力します。」
「分かればよろしい。……いってらっしゃい。」
「行って来ます。」


2人はどちらともなく啄ばむようなキスを交わして、それから羽根を広げたのだった。















めめめめめでたし!


天使なのに小悪魔っぽいなのはちゃんと悪魔なのに優しくて尻に敷かれちゃうフェイトちゃん!こんなギャップよかろう!?ちなみに泣き虫フェイトちゃんはクロノお兄ちゃんに近衛になる為の特訓してもらったんだよw才能もあって普通に優秀悪魔にwはやてちゃんは近衛の主とか、そんなんで←。管理局=近衛みたいな。









テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

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なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

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