△6

久々に(^ω^)あんまり間をおくと「続かないのか?」って思われちゃいそうなのでwwwちゃ、ちゃんとnonも進めますからねっっ(汗!なんかテンポ良く進まなくってすまねぇ……(・ω・`)。

そういえば今週はホストなフェイトちゃん妄想が…何故か沸いてきた………書かないけど。←

追記から△ですの。

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「何、してるの?」


街の中、遠くからこの2人を見つけたとき、本当は話しかけるつもりもなくて、ましてや近づこうとも思わなかった。2人のことに口出しをしてはいけないと自分を諌めてそのまま自分お家に帰ろうと思ったんだ。


「……ユーノ。高町さんに、何したの?」


だけど、見つけた時に高町さんが泣いてるのを見て、体の中の何かが、ざわついた。高町さんがユーノの事を好きだというのは知っていたし、ユーノには婚約者が居るというのも知っている。これは2人の問題で私の出る幕ではない。だけど我慢できなかった。ユーノが彼女を泣かせたことが。つかみかかりそうな勢いの私を高町さんが不安そうに見ていたけれど、それも気にしなかった。


「別に何もしてないよ。」


そして私の言葉にちょっと困ったように苦笑して、ユーのが口を開く。ユーノにしては珍しく微かな怒気を孕んだ声で。


「じゃあ、どうして高町さんが泣いてるの…?ユーノが泣かせたんでしょう?」


ちりちりと胸が燻って、言いようのない怒りが沸いた。


「僕じゃないよ。……理由は直接なのはに聞いたら?それに、フェイト。」


「直接聞いたら?」と言いながらちらりと高町さんに視線を向けたユーノは私たちを置いて歩を進めようとして、一言だけ言い放って。


「過剰な優しさは時に人を傷つけるものだって、知っておいた方が良いんじゃない?」
「…………は?」
「じゃあね。2人とも。」
「ちょ、ちょっとユーノ!まだ話は───………」


意味深な言葉だけを置いて、ユーノはそのまま街の中に消えていってしまった。結局何が言いたかったのかは良く分からなかったけど、取り残された私は何となく気まずくてほんの少し溜息と同時に深呼吸する。まがりなりにも彼女の好きな人と彼女の時間を邪魔して潰してしまったのだから恨まれてるかも知れない。だから、何を言われるか覚悟をして、振り向く。


「た、高町さん!?」


だけど振り向いた先の彼女は具合が悪そうに地面にしゃがみ込んでいた。


「ど、どうし───…ッ、……ちょっ…って酒くさっ!?」


近づいて肩に手をやるといよいよ本格的に私に体重を預けて倒れそうになる。それから近づいて初めて気付いたのだけど、凄くお酒の香りがした。顔もほんのり赤い。閉じられた瞼には涙が滲んでいて、どうしたものかと数秒考えてから、私はとりあえず自分の家に彼女を運ぶ事にした。歩く途中で沢山の人がこっちを見ていたけど、気にしない振りをして家へと急ぐ。まるで私が酔い潰したみたいじゃないか。と文句を言いながら。




「────ッ。はぁ……………!」


靴を脱がせてずるずると引きずり私のベッドへと寝かせる。相変わらず高町さんはほんの少し息を荒くして、苦しそうにしている。けれど、多分ただの飲みすぎなら少し休めばよくなるかな。そう思って高町さんのシャツのボタンを2つほど外して楽になるようにした。それから救急箱に薬がないかを見に行こうと立ち上がる。


「…………………、さい…。」
「ん?起きた?」


だけど、微かに何かを呟く声がして、高町さんが気がついたのかと振り返る。


「……ご、め………なさ…い。」


だけど彼女は泣きながら眠っていて、何かを誰かに謝っていた。悪い夢を見てるなら起こしてあげようとベッドの横に近づいて。


「………好…きに、なって……めん、…なさ…」


胸が刺されるような痛みを受けた。眠りながら泣いて、「好きになってごめんなさい」と悲痛に叫ぶ彼女を助けたいと強く願った。少し違うかもしれない。私なら決して彼女を泣かせたりなんてしないのに、と怒りにも似た悔しさが胸を刺す。どうしたら高町さんが泣かなくて済むのかそればっかり考えて、同時に、どうしてこんなに高町さんの事になると胸が騒ぐのかっていう疑問に気がつく。チクチクと胸に針が刺さったみたいな痛みが走って、そして高町さんの方にもう一度目を向けた。


そして、目尻から流れた一滴を見た瞬間、とてもとても、大切な事に気がついた。



「なんだ………。」


そういう事か、と自分に失笑して。そして高町さんの目尻を流れる涙を指でそっと拭う。


「私は──────…君の事が、好き…なんだ。」


どうしてこんなにも悔しいのか。怒りが沸くのか。そんなのはただの嫉妬だった。泣いて欲しくない。笑って欲しいんだ。だけどその笑顔は、私にだけ向けて欲しい。


だけど。私には恋人がいて、こんなのはもの凄く身勝手な想いだ。恋人がいるのに他の人を好きになるなんて。


「……どうすれば、良いのかな。」


自分の愚かさに泣きそうになったけれど、奥歯を噛み締めて堪える。だって私が泣いて良い筈がないから。

私には恋人がいて。高町さんには他に好きな人が居て。私の恋人は私の事をとても想ってくれていて。なのに私はこんなにも彼女を、ギンガの事を裏切っている。


「最低……だね…。」


私は力なく笑って、それから高町さんをそっとしたまま寝室の扉を閉めたのだった。














その日は結局眠れなくて(というかベッドがないからソファに寝転がっていたんだけど)夜が明ける前の4時頃、寝室で物音が聞こえてぼんやりしていた頭を切り替えた。

寝室の扉を開けると、ベッドの上で頭に沢山の疑問符を浮かべている高町さんを見つけて。


「目、覚めた……?」
「ふぇいと、先生?!///」
「………おはよう、高町さん。具合どう?」
「ぅぇ?……なんか、頭……痛…っ…てゆーかここ、フェイト先生のお宅ですか?何で私、ここに?///」


何となく予想してはいたけど、高町さんは昨日の事を覚えていなかったみたいだ。というか二日酔いとこの状況でだいぶ頭が痛そう。


「ちょっと待って、コーヒー淹れるから。……ぁ、お風呂入る?」
「ふぇ?ぇ?えっと、……///」
「昨日はだいぶ飲みすぎてたみたいだね。」
「ふぇっ、私確かユーノ君と…………?」


高町さんから出たその名前に、チクリと胸が痛んで、だけど気にしない振りをしてキッチンへと向かう。コーヒーカップを用意して、それからお風呂の準備をして。私には胸を痛める権利なんてない。今は、まだ。


自分が、どんなに酷い事をしているか良く分かってる。だから、こんなことで私が胸を痛めて良いはずがない。これから身勝手な我侭で、今まで自分を大切にしてくれた人をもっと傷つけるのだから。






「コーヒー淹れたよ。」


コーヒーカップをテーブルに置いてそう呼びかけると寝室から恐る恐る高町さんが出てきた。








悪いのは全部私だ。曖昧なままの付き合いに身を投じて、気付かなかった。知らなかった。



───みずから苦しむか、もしくは他人を苦しませるか。そのいずれかなしに恋愛というものは存在しない。───



いつか読んだ本にそんな言葉があったっけ。と、困惑気味の高町さんをぼんやり見ながら考えていた。

私は、ギンガに会わなければいけない。殴られても詰られても仕方ないけれど、こんな中途半端な気持ちのままギンガの側になんていられない。






自分の言葉で、けじめをつけなければ。











to be continue...?




『みずから苦しむか、もしくは他人を苦しませるか。そのいずれかなしに恋愛というものは存在しない。』という言葉はフランスの詩人、アンリ・ド・レニエの名言から参照しています(^p^)


テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

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なのフェイ信者ですw
初心者ですが宜しくお願いしますorz
あと、一応リンクフリーです(^^);

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