絶対☆女王制度!

お待たせ?しました。毎度の事ながら、これから始まりそうな感じに終わってますw

追記から、どうぞ!

そういえば違う名前ですが、pixiv始めてみました^^。と言っても基本的になのフェイはこっちにしかうpりませんw!pixivにもいっぱいSSがあって驚いた!別ジャンルはそっちにしようかなw…書いたら。

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「はぁ…はぁっ…」


新しい学校に転校してから今日で1週間。私、フェイト・T・Hは全速力で走っていた。ひたすら走って図書室までやって来て、誰も居ないことを確認して本棚に背を付け息を整える。


「ここなら、大丈夫……かな…。」


転校して来てからというもの、私はほとんど走りっぱなしな気がする。というのも。私が走っているのには、こんな所に隠れたりしているのには、ちゃんとした理由があるのだ。

私が転校して来たのは聖祥大付属女子高校という、立派な名門校。お金持ちのね。

余談だけど私の家は別にお金持ちとかではない。親は亡くなっているし、むしろ一人で学園寮に入ってバイトで生計を立てているくらい。この学校に転校して来たのは特待生は学費免除になると聞いたから。

そんなわけで、私はこの学校でひっそりと静かに過ごすつもりだった。だがまぁ、その予定は奇しくも転校初日で崩れ去ったのだけど。

何故かと言うと。まず最初にこの学校の特殊な仕組みについて説明しておこう。

この学校では生徒会長の事を何故か「女王」って呼ぶんだ。由来は知らない。それで、その生徒会長…つまり「女王」はその名の通り、絶対的な権力が与えられるみたい。で、何故私が走り回って、こんな所に隠れたりするかっていうと。それは───────


「フェイトちゃん、見ぃーつけた。」
「うわぁ!?///」


と、急に本棚の後ろから聞こえた声に驚いて、私は声をあげた。そこには亜麻色の髪を片側に束ね、にっこりと微笑む女子生徒が、一人。


「逃げても無駄なの♪」


急に現れた彼女の名前は高町なのは。この学校の生徒会長、つまり「女王」である。そして私が走り回っていたのはこの彼女から逃げるためだった。何故かって?それは………


「もう。逃げられないように、はいコレ♪」
「うぎゃっ!?───な、なのは!何これ!!」
「フェイトちゃんが逃げないようにしておく首輪♪鎖付きだよっ♪」
「ぐぇっ!!!」


そう、何故逃げていたか。それは、何故か転校初日から、「女王」である彼女に気に入られてしまったから。


「ちょ………く、くくく苦し…ぃ…!」


しかも尋常な気に入られ方ではない。というかこの人が尋常ではない。


「もう。折角一緒にお昼食べようと思ったのに。時間なくなっちゃう。」
「ちょ、首!首───!」


キュ、っと音を立てて絞まった首輪が…私の命を脅かしている。


「く、くく苦しい…!首っ!絞まる!!」
「私なんてフェイトちゃんを想うだけで胸が苦しいよ?」


そうじゃなくて!と言いたかったけど、暴れると余計に首が絞まるので、いつものごとく私は逃げることを諦めて、がっくりと項垂れたのだった。引きずられるようにして、ずるずると生徒会室へと連れて行かれた。










「はい、あーん♪」
「……………。」


生徒会室。そこは私にとっては物凄く居心地の悪い場所。だって、生徒会長もとい、「女王」である彼女が職務を放ったらかして私を追い掛け回しているからつまり、私の所為で仕事が進まないという了見にもなるからで………って私はそんなの知らないけど!てゆーか昼休みにお弁当持ち込んで仕事なんて、生徒会役員も大変だな。

ちなみに生徒会長ともなるとやっぱりみんなの憧れの存在だ。そんな憧れの人がある日いきなりやって来た、しかもただの特待生にべったりでしかも今ここで「あーん」とかしてるものだから私への嫉妬や羨望の視線はそれはもう半端じゃない。だから、私は無視する事にした。…………そもそも無理矢理引っ張ってこられて迷惑をこうむっているのは私なのだから、これくらいはしても良いだろう。



だけど。


「…………私が作ったお弁当、食べてくれないの?」


なんて涙で潤ませてこっちを見ているんだ。女王…もとい、クラスメイトでもあるなのはが。ちなみに最初は高町さん、と呼んでいたのだけど「なのはって呼んで」と命令されているのでそれ以降はそう呼んでいる。


「えっと…お腹空いてないから………」


そう言った瞬間に生徒会室いたるところから向けられた、凄く痛い視線に気がついて慌てて首を振る。目で殺されるって、こう言う事を言うのかも知れない。慌てて前言を撤回した。


「う、うぅん!食べる!お、美味しそうな卵焼きだね!」
「えへへ。はい、あーん♪」


口を開けるとお箸で卵焼きをそっと口に入れられて、その瞬間にまたしても刺すような視線の集中砲火。…………食べなくても食べても睨まれるらしい。そういえば先日も、どこぞの親衛隊のような連中に呼び出されたっけ。………まぁ、これでも体術に自信はあるので何人来ようが問題はないけれど。

もぐもぐ、と卵焼きを咀嚼しながらそんな事を思い出していると生徒会室にとある人物がやって来た。


「あら。フェイト…また来てたの?」


来たくて来てるんじゃないやい。と言いたくもなる。生徒会室にやって来た人物は一応私の幼馴染みで、この学校を紹介してくれたアリサだった。私の首にくっついている首輪に「大層なご趣味だこと」なんて茶々を入れながら私となのはの横に座った。


「私、もう教室戻って良いかなぁ?」
「………お弁当美味しくない?」


またしても泣きそうな潤んだ瞳で。………正直ずるいと思う。けど、振り切れない私が悪い。ちなみに周りの視線も、それはもう凄く痛い。


「そんな事無いよ!ちょっと、今日はバイト夜遅くまでだから少し寝ておこうと思って!」
「そんなに遅くまでなの?」
「…………や、ほら。寮費とか色々…。」
「まったく、アンタも忙しい奴ね。仕事頼もうかと思ったけどこれじゃ無理か。」


言い訳をする私に、アリサが溜息。「仕事」という言葉に食いつきそうになったけれど、なんだか嫌な予感がする。若干だけど「仕事」という単語をアリサが口にした瞬間、生徒会室の…厳密には生徒会役員の空気が変わったから。これは、あれだ。多分……なのは関係の事だ。


「あはは、悪いけど私………」
「実はアンタにはナイトの役職をお願いしようと思ったのよ。」


気付かない振りしているけれど、隣のなのはが異様にキラキラした視線で私を見ている。あえて目はあわせないけれど。大体何なの、ナイトって。


「はい?」
「あー、ほら名前はアレだけど簡単に言うと生徒会長の補助。」


なるほど。何処の誰が名前をつけたかは知らないが、つまり「女王」を助ける役割の「ナイト」らしい。面白い発想だね。……………だがしかし、断る。


「あー…さっきも言ったとおりバイトで忙しいから、ほら……」
「ついでに私割の良いバイト紹介できるわよ。」


隣のなのはの視線を無視して、やんわりと断ろうとした矢先。アリサが良く紹介してくれる「割の良いバイト」は確かに良い話ばっかりだ。私は一瞬動きを止めた。隣で何か言おうと声を発したなのはだったが、まぁ気にしないで置こう。


「理事長の家の使用人。」
「…………なんだぁ。」
「なんだとは何よ?部屋完備よ?寮費の必要なくなるのよ?しかも敷地内だから学校まで近いし。」
「うーん…………それは、魅力的かも。でもなぁ……」
「たかだか理事長のお嬢様とかにご飯運んだりするだけで良いのよ?」


そんな楽な仕事で、確かに家賃が掛からないのは良いかも知れない……。顎に手を置いて考えていると口元にウインナーが運ばれてきたので、食べないわけにもいかず咀嚼。


「じゃあ、最後。月給制でしかもボーナスつき。」
「私その仕事引き受ける!」


ボーナスは魅力的だ。即答した私に、アリサは満足そうに微笑む。そういえばさっきからなのはが大人しい。楽しそうに私とアリサのやり取りを聞いている。


「じゃあ、会長補助…引き受けてくれる?」
「フェイトちゃん、私のナイトになってくれる?」
「ぇえ?」


バイトの話とどう関係があるんだろう?っていうか「私のナイト」っていうのは何だか少し御幣が………いや、正しいのだけど。


「何で私なの……?」
「だってフェイト、優秀だもの。」
「だってフェイトちゃんが四六時中一緒に居てくれるんでしょう?」


二者二答。


「引き受けてくれたら、理事長宅の使用人の話の給料に少し色をつけるように話してあげる。」


私の目の前に居る幼馴染みは「ふふん」と鼻で笑いながら腕を組む。どうやらこの勝負…私の負けらしい。


「わか……った。お願いします、アリサ様。」


生徒会の仕事なんていってもなのはの補佐ならそんなに大変な仕事じゃないはず。なのははこう見えてもとても優秀な生徒会長だし、それになのはの事は嫌いじゃないし。いつも恥ずかしさとか色々で逃げてしまうけど。


「宜しくねっフェイトちゃん♪」
「うん。………出来れば、追い掛け回したりこれとかは、やめてね?」


首輪をひっぱりながらそう言うと、なのはは「はーい♪」と明るく返事を返してくれた。もうその頃になると生徒会の面々の視線は然程気にならなくなった。


「じゃあ、理事長には話しつけておくわ。………なのはが行った方が早い気はするけど、探してって頼まれたの私だし…まぁ良いか。」
「宜しくね、アリサちゃん。」
「………………?」


何故なのはが行った方が早いの?と思ったけれどあえて口は出さずにおいた。今日帰ったら早速寮の荷物を片付けなくちゃ。……とはいえ、荷物なんてほとんどないけれど。───こうして、私は転校して1週間で、バタバタと変な役職につき、割の良いバイトを入手した。




ちなみにこの時の私は、理事長の名前をあまり覚えていなかったのだ。


理事長の名は、高町桃子さん。



まさか、なのはのお母さんが理事長で、理事長の家の使用人=なのはの家の使用人、だなんて微塵も想像していなかった。



その事実を知るのは、高町邸に着いた後。
出迎えに、私服姿のなのはが出てきた時だった。

























\(^p^)/





なのはちゃん専属の使用人の出来上がり!ついでにナイトも出来上がり!
きっと使用人姿のフェイトちゃんにキュンキュンするなのはちゃんと私服姿のなのはちゃんにドキドキのフェイトちゃん。あれ、背中流したりするのか?使用人って!←


本当はもっと、学校で親衛隊に呼び出されるフェイトちゃん、そんな話を聞いて慌てて後を追うなのはちゃん、親衛隊を軽く倒すフェイトちゃん、目撃してメロメロななのはちゃん……など書きたかったけれど残念w


要望とかがあったらこれもじっくりシリーズ化とか出来ればよいな、と。


読んでくれてありがとうでした!


テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS
ジャンル : アニメ・コミック

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